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猫の選び方1

猫にはいろいろな種類の猫がたくさんいます。ここでいくつかご紹介したいと思います。

1874年に出版された本に「英国の兵士がアビシニア高原(エチオピア)から連れ帰った珍しい猫」と紹介され、それが名前の由来になっています。実際の発祥の歴史は、このティックド・コートの猫は主に東南アジアが原産で、イギリスでは「バーニーキヤット(ウサギ毛の猫)」と呼ばれて珍重され、ブラウンやシルバーの家庭猫と交配されて、1800年代の後期には、初期のアビシニアンが誕生しました。

アビシニアンの大きな特徴となっているのが、その毛色です。1本1本の毛が3、4色の濃淡をもつティッキングタビーと呼ばれる模様で、光の加減や動きによって怪しく輝きます。

物覚えがいいので、しつけに苦労することはありません。また人間といるのが好きで、一緒にいる時間が長いほど懐き、甘えん坊な面を持っています。

アビシニアン
 

「マウ」はエジプト語で猫の意味。ピラミッドの壁画には、エジプシャン・マウに似たスポット(斑点模様)の古代の家庭猫が描かれているように、その歴史は、紀元前1400年の古代エジプトで発祥した「イエネコ」のルーツまでさかのぼります。
古代エジプトの壁画や巻物に描かれている猫には、エジプシャンマウと同じスポットがあり、古代エジプトがルーツではないかと考えられています。エジプシャンマウは1950年にエジプトからイタリアへ、そしてアメリカへと渡りました。

猫のなかで、唯一、自然発生のスポットを持っています。体型は中ぐらい、丸みがあるくさび型の頭に対し、筋肉が発達しているせいか、丸々とした印象は与えません。

大人しく人見知りですが、飼い主には従順です。ただ、人に構われるよりは、一人遊びを好みます。

エジプシャンマウ
 

ヒョウ、チーター、マーデイ、オセロットなど、美しいスポット(斑点模様)の毛色の野生の猫族は、多くの愛猫家の憧れのようです。
いろいろな猫種の交配が試されましたが、1966年、ミシガン州のバージニア・ダリー女史はアビシニアンとシャム猫を交配させて、このスポットのある猫の作出に成功したのです。そして登録における間違いからアメリカン・ショートヘアーの血が交えられたこと、それが幸いして、オシキャットの体は大きくたくましくなり、銀色の毛色も加えられました。1978年、CFAにより公認されています。

オシキャットの最大の特徴は、そのスポットです。ガッシリとした体型を地とスポットの毛色のコントラストが美しい被毛が包みます。首の周りと尾は、濃いラインが途切れてスポットとなっているのも特徴です。体も大きく、野性味が溢れていますが、その姿には優雅さと気品があります。

警戒心が強く、人見知りもしますが、慣れると穏やかで、飼い主によくなつきます。

オシキャット
 

タイの宮殿や寺院で、大切に飼われていた古い記録があります。長い間、タイで外交官を務めていたイギリス人が帰国するときに、ペアのシャム猫を記念に送られたように、タイでは非常に貴重な猫として扱われてきました。1700年代にヨーロッパと近接する極東の旧ソビエト連邦のサイヤという地域で「奇妙な猫」として噂になり、人々はこの猫を買い求めて、いろいろな猫と交配させ、今のシャム猫の原形ができました。1830年までにシャム猫として固定され、1878年にはアメリカに渡ってすぐに人気猫になりました。

細い骨格に筋肉質なスラリとしたボディは、動きもエレガントです。前肢よりもうしろ肢のほうが長く、優雅な動きをします。
四肢、頭、耳、尾の濃いスポットが最大の特徴です。 大きく広がった耳、サファイアブルーの瞳、ほっそりとしたV字型の顔。何をとっても美しいという言葉が最も似合う猫といえます。

性格はわがままなところもありますが、愛情深く、感受性が豊かです。飼い主にはとても懐き、遊んでもらうのが大好きです。

シャム
 
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2020/3/18 更新

 

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